LEGEND
「LEGEND」はサウンドがとても洗練されていて、宇宙的な浮遊感のあるサウンドが魅力です。深い海にいるような空間も感じさせてくれます。
ドラムンベースとアンビエントを取りいれたサウンドが印象的で、電子音だけだと無機質なサウンドになってしまいますが、さらにハープの音を取り入れることによって、上品かつ気品を高めています。
そして透明感のある中島美嘉ちゃんの声がひとつになることで、「LEGEND」という幻想的な世界が上手く表現されていると思います。
「売れるCD」を作るというのではなく、「新しく斬新な作品」を表現していくという、この曲をつくったアーティストの方々の本物の意思と情熱が、強く感じられました。
歌詞は、もちろん中島美嘉ちゃんが担当しています。「LEGEND」の歌詞は亡き友達にささげた鎮魂歌で、幻想的で美しい歌詞は、切ない想いであふれています。
歌詞の「あんな素敵な日を、あんな大切な未来を、何故簡単に奪ってしまうの」という、一緒にいれると思った大切な人がいなくなってしまう、切ない想いが情熱的にストレートに伝わっています。
ただ切ないだけではなく、このどうにもならない想いを、最後は包み込むような優しさで表現されているように感じます。
そしてこの曲にはとても癒されました。それは美しいサウンドだけではなく、中島美嘉ちゃんがアーティストという立場から表現した「友人に捧げる鎮魂歌」という彼女の優しさが伝わってくるからだと思うのです。
この曲は、私のなかで最高傑作だと思います。
もしよければ、ぜひこのレビューのあとに聴いて、あなたなりにこのサウンドの新しい見方を探してみると面白いかもしれません。
「LEGEND」のカップリングは、「FAKE」「Carrot&Whip」も収録されています。
「FAKE」は気品と色気、大人の魅力が感じられるジャズ、「Carrot&Whip」は、メルヘンを感じさせる、可愛くお洒落な楽曲です。 |